Column②:勉強のコツ(高1・2)
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復習の重要性
カナダのウォータールー大学の研究結果によると
学習したことを24時間以内に復習すれば、10分の復習で100%の記憶に戻る。
そして、次の復習を1週間以内に行うと5分で記憶が戻る。
さらに、1ヶ月以内に復習すれば、2~4分で記憶が戻る。
復習しなければ1カ月後にはほとんど忘れてしまう。
といわれています。
復習をしなければテスト前に地獄を見るのは明らかですね。
授業で学んだことは少なくとも翌日までには復習しておきましょう。
そして、週末には1週間学んだことの復習をまとめて行うことで、かなり忘れないようになります。
「復習=学んだことを思い出す」です。思い出す頻度を増やすことが成績アップにつながります。
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放課後の時間を活用する
スタディルームは終礼後から利用が可能で、家に帰る前の 「第二の勉強部屋」 として利用できます。
利用している人からは 「家では勉強できないから」 スタディルームを利用しているとの声をよく聞きます。
家以外の勉強できる場所として、スタディルームを活用し、復習の習慣化をめざしましょう。
また、スタディルームでは質問ができますので、授業でわからなかった部分を質問してから帰宅するをめざして欲しいと思います。
「わからない」 ⇒ 「わかった」 ⇒ 「できるようになった」 まで頑張る。わからないを溜めないようにしましょう。
ひとつの「わからない」を放置したことで、その科目が苦手科目になってしまうかもしれません。
苦手科目をつくらないためにも、日々の復習を心掛け、わからないところは質問しましょう。
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学習アドバイス
自分の勉強方法が合っているのか不安・・・
使ってる問題集の進め方が合っているのか不安・・・
そんな不安を抱える高校生は多いです。
不安を抱えたまま勉強するのはなるべく避けたいところ。不安は勉強の妨げにしかなりません。
勉強について不安なことや相談したいことがあったら、スタディルームのチューターを頼ってみてください。
大学受験を経験している「受験の先輩」なので勉強方法など参考になると思います。
「ベストな勉強方法」は人それぞれです。誰かのベストが自分に合うとは限りません。
より良い勉強方法を一緒に探しましょう。
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学校の成績を上げて進路選択の幅をひろげる
復習をしっかり行って、学校の成績を上げることは進路選択の幅をひろげることにつながります。選択肢は色々ありますが以下4つの選択肢について述べます。
進路選択① 『日本大学への内部進学』
基礎学力到達度テスト(高2の4月、高3の4月、高3の9月の計3回実施)での点数をしっかり確保して、系列校全体の順位を3000番以内をめざしましょう。
人気の学部・学科によってはさらに上位をめざす必要があります。
基礎学力到達度テストでは教科書レベルの基礎学力をしっかり積み上げることが重要です。日々の復習が得点力アップにつながります。
進路選択② 『指定校推薦(学校推薦型選抜)』
学校長の推薦が必要で、1・2年生のときからコツコツ勉強して、定期テストの成績がよく、評定平均(高3の1学期まで)をしっかり上げる必要があります(評定平均の計算方法については下記参照)。
志望する大学の推薦枠や出願基準などは過去の資料で確認してみましょう。
ただし、過去の資料はあくまで参考資料です。
進路選択③ 『公募推薦(学校推薦型選抜)』
公募推薦も学校長の推薦が必要で、1・2年生のときからコツコツ勉強して、定期テストの成績がよく、評定平均(高3の1学期まで)をしっかり上げておきましょう。試験で面接が課される大学は多いので大学で学びたいことが明確な人は狙うことが可能です。
進路選択④ 『総合型選抜』
大学・学部の出願条件を満たすことで出願可能です。勉強と部活の両立、部活だけでなく様々な活動をしてきた人、大学で学びたいことが明確な人は狙うことが可能です。
学校の成績を上げながら、大学で学びたいことを明確にしていける人は選択肢を増やすことができます。
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評定平均の計算方法
例えば、高校1年生で下のような成績の生徒がいたとすると
すべての評定を足すと56になるので科目数の14で割ると高校1年生時の「全体の評定平均は4.0」となります(小数点以下は第2位を四捨五入)。
大学の出願条件は過去の資料で参考値として確認しておきましょう。
「全体の評定平均4.0以上」、「全体の評定平均が4.0以上で、英語は4.3以上」など大学・学部によって異なります。